論理的に話す方法
今回は、論理的に話す方法について紹介します。
こんなことを言われた経験はありませんか。
「もっと論理的に話せよ」
「お前さぁロジカルに考えろよ」
悔しいですよね。でも練習をすれば、誰だって簡単に論理的に話すことができます。
この記事では、大きく3つのポイントわけて、論理的に話す方法について紹介します。
その3つのポイントとは、
①整理して話す
② 質問する
③意見と事実を区別する
ではそれぞれについて詳しく見ていきます。
まず1つ目のポイントである「整理して話す」とはどういうことなのでしょうか。
例えば次の2つの文章を比べてみてください。
「論理的に話すには、整理する、質問する、意見と事実を区別する、この3つが大切になります。
整理するためには、文章を構造化しなければなりません。構造化とは、分けることです。」
「論理的に話すポイントは、3つあります。
1つ目は、整理することです。2つ目は、質問することです。3つ目は意見と事実を区別することです。
では1つ目のポイント、整理するとはどういうことなのでしょうか。」
2番目の方が、聞き手にとってはわかりやすい話し方ですよね。
実は、2番目の話す方には、ある特徴があります。
例えば、最初に「ポイントは3つあります」と言うことで、聞き手は今何の話をしているのか、これから何の話をするのかを想像することができます。
これは結論を先に言って、詳細を後に述べる方法です。
この方法使えば、話す順序が自然になり、これだけでもわかりやすい話し方になります。
次に2つ目、質問するについてみていきます。
質問に答えないような話し方は、論理的ではありません。
例えば、「沖縄出身の人は、お酒に強い」
この意見は、皆さんどう思われますか。なんとなく納得できそうな意見ですよね。この意見が正しいかどうかを判断するために質問をするのです。
「沖縄出身の人で、お酒に弱い人はいないのか」
「本当にそうなのか。データはあるの?」
質問することが、話の論理を深めてくれます。これが2つ目のポイントです。
3つ目のポイントは、意見と事実を区別するです。人の話は、そのほとんどが意見(仮説)です。わかりやすく話すためには、自分の仮説を数字で証明していくことが大切です。
人の話を聞く時も、それは事実ではなく相手の意見であることを意識して聞きます。
大切な事は、事実に基づいて意見を言うことです。
AならばB、というときAとBはそれぞれ事実なのだろうか、また因果関係は正しいのか、との視点が大切です。
以上3つのポイントについて説明してきました。確認すると
①整理して話す
②質問する
③意見と事実を区別する
この3つを意識するだけで、論理的な考え方話し方となります。
ただこのことを知っているだけでは、実践では役に立ちません。このことを意識して練習して身に付けることが必要です。
水泳の教科書を読んだだけでは泳げないのと同じように、知識と実践して身に付ける事は違います。
皆さんもぜひこれから練習をして論理的な話し方を身に付けてください。
参考文献もうあげておきますので興味のある方は読んでみて下さい。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
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